倒立の練習していて手首が痛くなってきたらどうする!?倒立手首痛編
普段我々は二本の足で地面を踏みしめ歩行しているわけで、両足のふくらはぎや太もも、お尻なんかの筋肉は身体の体重をがっちり支えられるようにできていますね!
ところが、倒立の姿勢はどうでしょうか?
倒立は頭が下で脚が上になる…つまり通常とは逆になるワケです…
いくら上腕部や肩を鍛えていても、もともと自分の全体重を長時間支えるようにはできていないことは明らかでしょう!
子どもの頃や学生時代の倒立経験者は、倒立に最適なバランス感覚だとか筋肉の使い方を吸収力のある若いうちに身体にしみこませてきているので、年齢を重ねても何の問題もなくササッと倒立できてしまう人もいますね!(うらやましい限りですが…)
これに対して、ある程度年齢を重ねた状態からの、いきなりの倒立チャレンジだとやはり肩や手首にかかる負担は想像以上に大きくなるのだと思います。
私の場合は、50歳を過ぎてからの倒立チャレンジでしたが、それまで倒立らしきことはやったこともなかったので、肩も手首もここへきて初めて自分自身の全体重の重さを知って、悲鳴をあげたのは無理もないことだったかな~と思ったりもします。
肩の痛みについては前回の記事に書きましたが、今回は手首の痛みについて書いてみようかなと思います!
肩痛の方はとりあえず落ち着いた…が!
医師の先生や理学療法士のおじさんに丁寧に教えてもらったストレッチをしながら練習を続けることで、とりあえずは肩の痛みは治まってきました!
ジムに行くと、丸太のようなストレッチバーがあるのでそれを地面においてストレッチしますが、家にいる時は枕でも代用できちゃいますよ!
枕を使うストレッチで気をつけなければならないのは…背中に枕を置いて段差をつけて背中をそらせるような感じで両腕を平泳ぎみたいに円の形を描いて上下に移動するのですが…
このときに、頭をのけぞらせるような形で地面(布団)につけるのは首に負担がかかるのでよくないようです。
なので枕を使う場合は背中といっしょに頭も上に持ち上がるように、枕は上の方にセットした状態でストレッチした方がいいと思いますよ!
まあ、肩の方は痛くなってから1~2か月で良くなったのですが…こんどは手首がイテテになるのでした~(^_^;)
今度は手首が悲鳴をあげだした!
肩の次に悲鳴を上げたのは、手首だったのです!
手首にしても、肩以上に小さい関節なわけだし、全体重がそこにかかるとすると、かなり負担も大きいはずです!
私の場合は、倒立の練習をしている時には、アドレナリンが出ているせいか、手首にはあまり痛みは感じなかったし、日常生活や仕事(事務仕事ですが)に支障をきたすほどの大きな痛みはなかったといえばなかったのですが…
不意に手首を返した時や、手を壁などについたとき、重いものを持った時に思わぬ激痛が走ることがたびたびありました。
それと、肩の時と同様に、あの辛い「夜間痛」もありましたよ~!
手首のどのへんが痛むかというと、小指側のくるぶし(っていうのかな?)のところがズキズキします!
これってなに?
…とネットで検索していくと、どうやらTFCC(三角繊維軟骨複合体)損傷」というものにぴったし当てはまる感じでした!
TFCCとはなんぞや!?
TFCC損傷とは手首の小指側のくるぶしあたりにある軟骨が何らかのきっかけで傷ついちゃうということらしいです。。
テニスなどの手首をよく使うスポーツでこのTFCC損傷はよく起こり、安静にしていれば痛みは引くけど、同じ運動をすればまたぶり返す…とか、いったん症状が起きてしまえば、一生ものの付き合いになるとか…重症化すると手術が必要とか…すごく気の重くなるような記事もいっぱいありました~!
…うーむ…厄介なことになったなぁ…(>_<)
しかし、ネットをさらに調べていくと、痛みを起こすトリガーポイントという「ツボ」のようなものを刺激すると治るという記事をみつけ…
それに従い、やってみることに…
すると、嘘みたいに痛みは引いて2週間ほどで痛みはなくなったのでした!
手首に痛みを「飛ばす」トリガーポイントとは肘の骨の内側のあたりにあるそうです!
私は専門家ではないので詳しくは言えませんが、トリガーポイント周辺の筋肉が凝り固まってしまうと手首が痛くなるということが実際に起こりえることを、自分の身をもって知ることができました!
トリガーポイントについて知りたい方は「TFCC損傷」「トリガーポイント」などのキーワードでネット検索すると詳しいことがわかると思います!
今回、学んだことと言えば…
今回学んだ教訓と言えば…
「いっちょ、倒立でもやってみるか!」
と、いきなり倒立を始めるのではなく、手首を回したり肩を回したり、ごく簡単なものでもいいのですが、準備運動と終わった後の整理運動はやっといた方がいいかな、という点と…
リストバンド(手首に巻き付けるヤツ)はつけておくといいかもしれません…ということです!
ちなみに私は手首が痛くなった一件の後は、リストバンドにアンクルサポータを二重にしています!
アンクルサポーターは、本来なら文字通りカカトにつけるものですが、カカトにあたる部分に穴が開いていて、そこに手の親指を通すと、手首がすっぽり隠れていい感じです!
サポーターの類はあまり信じていませんでしたが、やはりあるのとないのとでは手首への負担が違ってきますよ~
もし手首が痛くなったら、まずはトリガーポイントのツボを押して様子を見るのもアリだと思います。
※でも耐えられないくらいの痛みがある時は、迷わず病院に行きましょうね!
それではまた次回に!