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Dorota KudybaによるPixabayからの画像

夜10時から午前2時までの睡眠はゴールデンタイム!?

皆さんこんにちは。皆さんは毎晩、ぬくぬくのお布団、あるいはベッドのなかで日頃のストレスから解放されつつ、質の高い睡眠をたっぷりとれていますか?

特に夜の10時から明け方2時までは睡眠のゴールデンタイムとも呼ばれ、いつまでも若々しさを保つとされる成長ホルモンもこの時間に最大に分泌される!というようなことがこれまで盛んに言われてきました。もっとも最近では、その考え方が必ずしも妥当ではないという新しい解釈も出てきているようですね(^_^;)

まあ成長ホルモン等のお話は抜きにしても、夜は寝て、昼は起きて活動する、というのは本来、人間のあるべき姿のような気もします。もちろん、生活様式の多様化に伴い、いわゆる夜型人間とか昼夜逆転した生活というのも現代のライフスタイルの一つとしてあることは否定できませんし、自分がやりやすいスタイルで生活が成り立っているのなら、それがその人にとってのベストな形ということも言えそうですね。

さて、毎朝8時とか9時には出社して、夕方5時とか6時とか、あるいはもっと遅くまで毎日働いている我々一般の労働者なら、ほぼ全員が朝方のライフスタイルになっていることは言うまでもないでしょう。それでも、毎日、深夜2時や3時くらいまで夜更かしして、平均睡眠時間3~4時間くらいでも全然へっちゃらだよ!…なんて元気に言っていられるのは若いうちだけかもしれません。私はどうかといえば、毎日、最低でも6時間くらいは夜に眠らないと翌日がつらいです。たいていは夜11時前にはもう寝ていて、朝6時くらいには起きるようにしています。

ストレス社会の夢は悪夢が多い

夢は過去に一度も見たことがないという人は別として、夜中にふと目が覚める直前とか、あるいは明け方になんらかの夢を見ていたことを思い出せる人は多いと思います。魅力的な異性と過ごす素敵な時間の夢ももちろんあるでしょう。悪鬼に追い詰められ絶体絶命の状況に陥っている夢や、富士山や神仏といった霊夢と呼ばれるものを見ることもあるかもしれません。

でも日頃から過重なストレスに晒され、何かと心を悩ませている繊細な人や神経過敏な人なら、どちらかというと悪夢を見ることが多いかもしれません。(いや、これは私がそうだというだけの話で、繊細な人や神経過敏な人が全部そうだとは言っていませんよ~。)

得体の知れない宇宙人に追い詰められる夢、手足をもがれる夢、もう振り返りたくもない過去の暗い出来事の夢、車に乗っていて断崖絶壁から落ちる夢、はたまた、職場の上司にこっぴどく叱られる夢、仕事で大失敗して青ざめる夢…などなど。夢の内容は、目覚めてから数分も経てば忘れてしまうこともありますが、心臓のバクバクがしばらく止まらなかったり、びっしょり寝汗をかいていたり、気分的に落ち込んでいたり、悍ましい気分、自虐的な気分に支配されていたり、場合によっては、恐怖で震えていることだってあるかもしれません。またこれらとは逆に、夢でよかった~!と心底、思うこともあるかもしれません。

悪夢を利用する!

しかし我々がよく見る悪夢は、それが酷いものであればあるほど、残酷なものであればあるほど、荒唐無稽であればあるほど、その強烈なインパクトから、それが悪夢であると夢を見ながらにして気づくことができる可能性が高いのではないかと、私は最近、思うようになりました。つまり、悪夢を、夢における覚醒のきっかけに利用してしまうというわけです。悪夢を見るたびに、あまりのショッキングな夢の出来事に恐れおののいて目が覚め、夢の恐怖の余韻に完全に飲み込まれてしまうか、あるいは、おそろしく自虐的な観念にいちいち支配されてしまうのは、本当に面白くないことだし、もったいないことだと思います。夜中に悪夢にうなされて目が覚めたら、戦慄の余韻を引きずるのではなく、動揺している自分を客観的に認めながら、次に同じような夢を見たときには、夢の中で夢を見ていることを自覚することを何度も何度も自分に言い聞かせながら再び眠りにつけば、違った結果が見えてくるかもしれませんよ~!

しかしそうはいっても、そんなに簡単にことは進まない!

悪夢にうなされ目が覚めるたびに、今度その夢を見たらそれが夢であることを自覚すると自分に言い聞かせるとしても、すぐに夢が自覚できるかというと、全然そんなことはありません。問題なのは、夢の中で起きている出来事について、それがどんなに現実離れした荒唐無稽な内容であっても、夢の中では現実に起きているものだとすっかり信じ込んでしまっていることです。そして夢の中での出来事から受けるショックが大きければ大きいほど、夢での覚醒を通り越して、実際に目が覚めてしまう、という悪循環に陥ってしまいます。目が覚めた瞬間、今見ていたのは夢だ!と思ったところで、その時点ではすでに目が覚めてしまっているわけなので、それはもう夢の中での覚醒とは完全に違うわけです。しかし、あきらめずに夢の中での覚醒を意識し続けていけば、必ず近いうちに現実の覚醒より以前に、夢の中で夢を見ている自分を発見できると思います。つまり、「悪夢」は、夢を夢と気づくのための非常に優良なツールとなりえるのです。

夢の自覚

このようにしていくことで、毎日のようにうなされる悪夢を、もっぱら悪いものだと考える必要がなくなり、いちいちその内容に支配されなくても済むようになります。悪夢の中で、それが夢だと気づくことができるようになれば、もちろん、夢の筋書きを変えることもできるでしょうし、自分を追い詰める悪鬼をやっつけることも可能でしょう。夢の中で覚醒した自分はオールマイティーな存在なのですから!…とはいえ、そうなってみないことには、それが本当かどうかはわかりませんが(^_^;)

夜は1年365日、毎日欠かさずやってきますし、夜の数だけ夢の自覚を訓練する機会があると考えることができます。睡眠中の夢の時間も、意識的に何か活動することができたとしたら、人生が2倍になったみたいで楽しいじゃないですか!

※でもここで書いているようなことは、ずばり言って、睡眠に障害がある人にはおススメしません。あくまで私がそうしようとしているというだけの話です。あんまりいないと思いますが、実践してみようと思う人は、あくまで自己責任ということでお願いします。

最後までお読みくださいましてありがとうございます!