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夢の中で夢を自覚する方法を探る~自覚夢・明晰夢の素晴らしき世界~

皆さんこんにちは。

今回は夢の中での体験について書いてみたいと思います。

皆さんは夢をみますか?

えっ、見ない?…(^_^;)

たまに夢は全く見ないという人も確かにいらっしゃいますが、ここでは基本的に人は何らかの夢をみるという前提でお話を進めていきますね。

ストレスから見る夢はたいてい悪夢

例えば、お稽古事の発表会の前日とか、入学試験、就職試験などの大事な試験の前日とか、そうでなくても日々何らかの重圧を感じていたり、心の緊張がある時などは、何者かに襲われて追っかけまわされたりする夢をみる…というのはよくあることだと思います。

夢の中で自分を襲ってくるのは冷酷で屈強な処刑人であったり、どう猛な生き物であったり、魑魅魍魎、はたまた宇宙人からの侵略者など…様々だと思います。夢の中でそうした怪物たちとの勝ち目のない戦いを強いられ、あるいは捕獲されないように必死になって逃げまどっている時には、たいていの人はそれが現実に起こっていることとして感じているはずです。絶体絶命のところでハッと目が覚めて、それが夢だったということに気づく経験は誰もがもっているでしょう(夢を見ない人は除く。)。

逆に、宝くじにあたったり、絶世の美男美女と出会って仲良くなれたり、失くしていた大切なものが出てきたりする夢など…超ラッキー!と有頂天になった瞬間に、目が覚めて「な~んだ、夢かぁ…(^_^;)」と、ちょっとがっかりすることもあるかも知れません。

失業中や、劣悪な職場環境に入る時などは毎朝毎晩、悪夢にうなされて目覚めてはおぞましい気分になることがよくあるかもしれません。そういう時には夢の中だけでもかなり苦痛なのに、夢から覚めても苦しい時間が待っているわけで何とも救いようのない気分にされられることでしょう。

夢を見ていることを自覚すると素晴らしいことが起きる!

もし夢の中で自分が夢を見ていることに気がつくことができたなら、夢の中の悪鬼たちにいいようにいたぶられる必要がなくなります。なぜなら夢の映像を貴方に見せているのはほかならぬ貴方自分だからです。夢を映画に例えるなら、貴方は主人公であると同時に監督でもあるのです。夢に翻弄されているときの貴方は、自分が夢という映画製作に携わっていることをすっかり忘れてしまい、すなわち自分をすっかり見失ってしまった状態で主人公に完全になりきってしまっているのです。それが夢だということに気がついてしまえば、シナリオはある程度なら自由に変えることができるはずです。「ある程度」といったのは、夢の中には私たちの想像を超えた世界が広がっている可能性があるからです。

夢の中で目が覚めて、自分が夢の中の世界ではほとんどオールマイティーな存在であることを思い出せれば、どんな怪物が出てきても冷静に対応できるでしょうし、大金持ちになったり、超美男美女と出会えたり、偉大なる先人たちやご先祖様、先立たれた最愛の家族、ペット、崇高なる存在の神様仏様に出会えたり、アカシックレコードと呼ばれる宇宙の記憶にアクセスしたりできるかもしれません。もっと言えば、自分が置かれているままならない現実を変える大きなヒントを得たり、突破口を見出すことだってできるかもしれません。このように考えていくと、夢には大きな可能性が秘められていると思えてきませんか?

夢にばかり逃げて現実を少しも見ようとしない態度はあまり褒められたものではないと言えるかもしれませんが、夢から現実のヒントを得るというだけならそんなに悪くもないでしょう。それに基本的に夢は自分の世界の中だけの話なので、必要以上にのめり込まずに、バランスをとって現実の生活もよろしくやっていく分には周囲に実害を及ぼす可能性も極めて低いと言えるでしょう。

どうしたら夢を自覚できるか

ではどうしたら夢の中で自分が夢を見ていることに気づくことができるでしょうか?夢を見ながら同時進行でそれを自覚している状態のことを「自覚夢」とか「明晰夢」と呼ぶのはすでにご存知の方は多いと思います。明晰夢については、これまでいろいろなアプローチ方法が書籍やネットを通じて照会されてきており、実践講座的な集まりも時折催されていると思います。私も過去にそうした集まりに何度か足を運んだことがあります。私が参加した実践講座は、毎回そんなに多くの参加者が集まるわけではなかったですが、いろいろな人がいてとてもいい刺激になりました。日常の意識をどうやって夢の世界にもっていくか、覚醒した意識を残したまま眠りにつくにはどうしたらいいのか、肉体が目覚めないように意識だけ覚醒するにはどうしたらいいのか…などなど、それまで自分の知らなかった様々な情報を得ることができました。

方法は実に様々…

具体的な方法としては、毎日眠りに落ちるまで頑張って意識を保つ練習をして、夢と覚醒の境界を認識していく方法とか、毎晩寝る前に「夢の中で絶対目覚めるんだ!」と強烈に自分の心に刻み込むやり方とか、仁丹くらいの大きさの光の玉を想像して、頭の正中線をゆっくり移動させて胸や背中の方まで落としていく方法、欠乏感を利用する方法、あらかじめイメージした自分の分身に意識を移して肉体を眠らせる方法、ヘミシンクなどの欧米で開発された方法、カルロス・カスタネダの本に出てくる方法…それこそいろいろあります。イメージが得意な人や想像力豊かな人は、これらの方法でも比較的すんなりと明晰夢の世界に入っていくことができるかもしれません。

自分にあっている方法を見つけよう!

しかし私が自分に一番合っていると直感的に感じた方法は、日常生活での持続的覚醒能力を高めていって、それを夢の中でも活用する方法です。すなわち、いつもの日常の生活を送りながら同時にその一部始終を客観視していく練習を積み重ね、意識しなくても自動的にできるようになるまで高めていくことによって、夢の中でも同様の状態を再現させようというものです。たとえば、四六時中考えていることが夢に出てきたリ、さんざん頭を悩ませてきた問題の答えやヒントが夢の中にパッと閃くことってありませんか?それと同じレベルで考えれば、まんざら不可能ではないと思われます。

日常生活における持続的覚醒能力(つまり客観視のこと)を高めていくこと自体、なかなか難易度が高く、そうそう簡単にはできないことはわかっていますが(自己観察のカテゴリー参照)、偶然や運に頼るのではなく、地道にキャパシティーを高めていく安全かつ確実な方法と考え、私はこれを日々実践中です!みなさんも自分に合った方法を見つけて明晰夢の素晴らしい世界を体験してみては如何?

…今日はこのへんで! Ciao!