モンベル・ペダリングパンツライト

【現在の体形に合ったズボンを求めて…】

皆さんこんにちは。今回はモンベルの春~秋用のパンツから普段使いも十分にOKな「ペダリングパンツライト」にスポットを当てていきたいと思います。皆さんは春夏秋の普段使い用のズボンってどうされていますか?私はつい最近までチノパンやカーゴパンツ、あるいはもっとラフに短パンやハーフパンツ的なものをずっと愛用してきました。そのどれもが割とリラックスフィットというか、オーバーサイズ的な着こなしをメインに考えていました。でも最近になって、禁酒、減量及びダイエット作戦が功を奏した結果、ウェストが大幅に減り(最大時85cm→現在76cm前後)、以前にはいい感じで「腰」で履けていた各種パンツは軒並みガバガバというか、フロントボタンやジッパーを開けなくても下から引っ張れば簡単にストンと脱げてしまうような有様になってしまったのでした。こうしたガバガバ状態を調整するためにベルトを使ってパンツのウェスト部分を引き締めようにも、ズボンの生地が余り過ぎてしまっているため、ベルトを締めた時にパンツのウェストラインが、ベルトのラインより下に落っこちてしまいがちになり、その光景たるや、まったくもってだらしがないというか、イケてないというか、どうにも気が滅入る要因となっていたのでした。

【同じくモンベル製のガイドパンツライトも優秀ですが…】

ちなみに、職場で履くズボンもおおむね大きなサイズ感のものを愛用してきましたが、同様の事情からすでにサイズダウンしたものにすべて買い替え済です。(ユニクロの感動パンツとヒートテックスマートパンツ、ともにウェスト76cmの丈短めバージョン)。普段着としては、前回購入したモンベルのガイドパンツライトがあまりにも履きやすかったので、調子に乗って今回は同じくモンベルのペダリングパンツライトを購入することにしたのでした。ガイドパンツライトはSLサイズ(ウェスト最大76cm)にしてみたのですが、これはちょっとピッタリすぎるので、もうちょっと余裕をもってMサイズももう一本持っていてもいいかな~などと考えていたのですが、モンベルの店頭に訪れてみたところ、ペダリングパンツライトに出会ってしまったのでした。

【ペダリングパンツライトはサイクリング・コーナーにあります】

ペダリングパンツライトはその名前からもわかりますが、サイクリング用ウェアなので、店舗の中では一般的な登山ウェアのコーナーではなくサイクリング専用のコーナーにあります。私は、自転車は乗るには乗りますが、実を言うと、本格的なサイクリストとかではなく、通勤および買い物といった一般的な用途でしか自転車には乗りません。なので、サイクリング専用コーナーにはあまり立ち寄ったことがなかったのですが、今回、このめったに立ち寄らないサイクリング・コーナーでペダリングパンツライトとの運命の出会いを果たしたのでした~。今回購入したのはMサイズです。…あっ、そういえば、モンベル製の自転車ウェアとしては、サイクル・レインパンツとゴアテックス靴下を持っていました。これらはとても丈夫にできていて、折りたためはコンパクトになるし雨天の通勤時に大活躍してくれています。

【ガイドパンツライトSLサイズとの比較を少々…】

さて話は少しそれましたが、このペダリングパンツライト、店頭で試着してみると、Mサイズでウェスト周りは程よい余裕があり、裾丈(股下)の長さは76cm、ふくらはぎから足首にかけてのフィット感が特にいい感じです。ガイドパンツライトSLサイズ(79cm)の裾丈が少し長めに感じたので、それに比べるとペダリングパンツライトの裾丈は「少し短いかな~」と最初は思ったのですが、実際にはそんなこともなく、このフィット感であれば、現時点では、私にとってはベストな裾丈のような気がしています。ペダリングパンツライトは縦横によく伸びるストレッチ生地が使われていて、膝の曲げ伸ばし時のストレスがほとんどありません。ストレッチの感触はガイドパンツライトよりもペダリングパンツライトのほうが上かもしれません。自転車用というだけあって、裾がバタつかないようにふくらはぎから足首に向かってやや強めのテーバードがかかっています。でもよく伸びるストレッチ生地のおかげで圧迫感などは全くありません。結果、すごく足が細く見える!(…ような気がするw)ガイドパンツライトも細身でかっこよかったですが、ペダリングパンツライトはさらに細く見える感じがします。トレッキングタイツを彷彿とさせるような、足首のあたりのフィット感があり、靴紐を結んだ部分や靴ベロとズボンの裾が干渉して「なんだかな~」という感じにはほぼならないところがこれまた素晴らしいですね。足首のあたりが「シュッとしている」という感じがします。

【ペダリングパンツの購入レビュー】

各仕様と使用感

【フロントはめっちゃローライズ、バックはハイライズ】

ペダリングパンツライトは、ウェストがローライズなのが非常にカッコいいと思います。シャツをズボンの外に出しての着用ならウェストが高かろうが低かろうが特に問題にはならないですが、シャツをパンツの中にインするスタイルの場合には、この手のパンツはウェストが低いほうが洗練された感じに見えるような印象があります(もちろん主観ですよ~)。ちなみに、このローウェストは、自転車に乗っている時にお腹を圧迫しない設計になっているそうです。そして前傾姿勢で自転車に乗った時に、シャツがめくれて背中が出てしまわないように背中側のウェストはフロント側よりも高く設定されています。さすがモンベル製品、このあたりのこともよく考えられたつくりになっていますね。

【ポケットは5つ】

ポケットは5つあり、両サイドのハンドポケット、太ももの位置の左右にあるサブポケット、それから右側のお尻のところのポケットとなります。両サイドのハンドポケットの入り口の形状がやや特徴的になっていて、両手は横からというよりは上から突っ込む感じになります。昔履いていたスリムのジーパンがこんな感じだったような気がします。ライトバージョンでないレギュラー版のペダリングパンツは、このハンドポケットもジッパー仕様となっていますが、このライトバージョンは左右のメインポケットはジッパー仕様となっていません。この辺は好みがわかれるところかもしれません。私的にはズボンのポケットにはハンカチくらいしか入れないので、ジッパー仕様でなくても一向に困りません。太ももについているサブポケットはジッパー付きで、定期券入れ等を入れるのに便利ですね。暑い時期にはジッパーを解放すればベンチレーションとしても機能しそうです。ポケットの内側は全てメッシュ素材になっています。

【ワードロゴについて】

ペダリングパンツライトは右側のサブポケット入り口付近にモンベルのワードロゴが斜めに入っています。このワードロゴについても好みがわかれるところでしょうけれど、私自身は、ちょっとカッコいいな~って思っていたりします。でも、ガイドパンツライトのように、太ももではなくお尻のポケットの上側の目立たない位置にさりげなくワードロゴがあるほうがいい、という意見もありますね。確かにモンベル製品で上から下まで揃えたとすると、いたるところにモンベルのワードロゴがついているというのは、ちょっとブランドの主張がうるさく感じる場合がありそうです。それだったら、どこか一か所、目立たない場所にさりげなくあるほうがいい、というのもうなずけるものがあります。まあ夏とかの季節なら、上はTシャツ一枚とかの場合が多いですので、ズボンのサイドにモンベルのワードロゴが斜めに入っていていても何ら問題はないような気がしますし、逆に、ちょうどよいアクセントになっていい感じになる気がします。

【生地の耐久性はこれから検証】

生地が薄く、ストレッチ性を高めるためにポリウレタンを多く配合しているで、耐久性はどうかな~というところですが、そもそも自転車用のパンツなので、特に股間や両太ももの間の部分は摩耗に強いつくりになっているような気がします。耐久性を求めるならライトではないノーマルのペダリングパンツのほうがいいかもしれません。ペダリングパンツライトの耐久性、耐摩耗性についてはこれから見ていきたいと思います。

【撥水処理】

生地には撥水処理が施されているため、小雨程度ならしのげそうですね。でも、防水生地ではないので、本降りの中、自転車走行する場合は、ゴアテックス製のサイクルパンツおよび防水靴下が必要になるかと思います。

【リフレクター】

自転車用のウェアですので太ももの外側と、アキレス腱の位置に反射板(リフレクター)がついているのも特徴的でカッコいいですね。夜間走行時には車の照明などで反射するため安全性も高いといえるでしょう。

【金額】

うーむ、なかなかこの手のウェアは奥が深くて次から次へと欲しいものが出てきて困っちゃいますね~。モンベル製品はアウトドアブランドにしては破格の安さと言われていますが、あれもこれもといった具合に衝動買いを続けていくうちに、結構な金額を使ってしまいました。ペダリングパンツライトは8,800円で、ユニクロ等で購入できる普通のパンツに比べたら高いですが、様々な機能面から考えると非常にお得と言えるのではないでしょうか?

【まとめ】

ペダリングパンツライトは、その洗練された細身のシルエットと履きやすさ、多彩な機能からサイクリングだけでなく、アウトドア環境や、街着としても十分使えると思います。あなたも一着如何ですか?