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BessiによるPixabayからの画像

【二度寝のマジック!?】

皆さん、こんにちは!夢を自覚するための意識・願望の強化は進んでいますか?毎日・毎晩続けていれば、やがていつかは、明晰夢・自覚夢そのものでなくとも、その入口付近にたどり着くことができるはずです。皆さんは、こんな経験はないですか?例えば、明け方に目が覚めて、トイレに行って(行かなくてもいいですが)、「起きる時間にはまだ早すぎる~!」とか言いながら、布団に潜り込み二度寝しようとしたとき、瞼の裏に幾何学的な模様が大量に流れている様子が見えたり(これは入眠幻覚というらしい)、やがていつのまにか夢が始まったことに気がつくことって…。もうお気づきの方も多くいらっしゃるとは思いますが、この二度寝の時は、夢の自覚の入口を垣間見ることができる絶好の瞬間の一つといえるのではないでしょうか!

【睡眠には二種類ある】

睡眠には二種類あって深い睡眠であるノン・レム睡眠と、浅い睡眠であるレム睡眠があることはご存じかと思います。浅い睡眠の時には眼球が左右に動くのでレム睡眠(R・E・MつまりRapid Eye Movementの睡眠)と言われています。夜、寝始めるときには、だんだん意識が薄れていって、それからガーっと深い睡眠(ノンレム睡眠)が始まり、しばらくすると浅い睡眠であるレム睡眠が始まるといわれています。この時に夢が始まります。夢の中では、肉体に依存しない意識の身体が活動し、その活動があるために眼球が左右に動くと言われていますね。しかしながら、実は深い睡眠の時にも夢を見ているという見解もあるようです。

通常の人なら一晩のうちに、深いレム睡眠と浅いレム睡眠を数回繰り返したあげく、やがて朝、目覚めることになります。レムからノンレムまでのサイクルは概ね90分とこれまでは言われていましたが、最近では必ずしもそうではないという説もあるようですね。どちらにしても、一晩8時間を睡眠に充てるとすると、我々は深い睡眠と浅い睡眠を数回繰り返していることになります。睡眠のサイクルを繰り返すごとに、身体の疲れをとるための深い眠りはだんだん消費されていき、全体として眠りが浅くなっていった結果、朝目覚めることになります。ただ私の経験からは、夜でも昼でも、眠りばなにみる夢も結構多いような気もしています…。ウーム、私は睡眠の専門家ではないので、この辺の事情は正確でない可能性がありますことをご承知おきくださいね。眠りについて科学的にご興味のある方は、ネットで検索するなり、専門家に相談するなり、専門の勉強をするなどしてくださいね。

【「かはたれ時」は、夢自覚の絶好の好機!】

さて、早朝に目覚めたときは、それまでの眠りの数サイクルが終了しているので、よっぽど疲れているか、極度に過酷な日常のストレスに晒されていない眠りは、ぐっすり眠ったあとなので、眠り全体が浅くなっている状態だということは上述しました。そんな状態ですから、目覚めている意識と夢を見る意識が交錯する、夢の自覚にとっては絶好の時間帯とも言えるのです。

早朝のこの時間帯は昔から「かはたれ(彼は誰)時」などといわれていて、夕方の「たそがれ(誰そ彼)時」とならんで、古来、日本では「曖昧な時間」という認識がありますよね。早朝や夕方になって辺りが薄暗くなり、誰が誰だかよくわからなくなる時間という意味です。こんな曖昧な時間帯には「妖」(あやかし)の存在も地上に出てくるとも言われてたりするようですが、まあそれはいいとして、意識の上でも、日常の意識と、夢の世界の意識が交錯するこの明け方の時間帯は、日常の意識を、夢の中に取り込める、統合できる、つまり夢の世界を自覚する大きなチャンスがあるのです。

日常的な意識・願望の徹底的な強化は睡眠の中で夢に気づくきっかけとなるためにはとても重要と前回お話ししたばかりですが、それと並行して、明け方に目覚め、それからまた寝るという場合には、自分の状態について、夢の状態についてリラックスしながら観察しつづける習慣をつけていくといいかもしれません。

それでは皆さん、KEEP ON DREMING!!