【ファイントラックの名品カミノパンツの購入レビュー】
<アウトドア系のパンツが欲しかったのです…>
皆さんこんにちは。今回は名品中の名品と噂のファイントラックのカミノパンツ(ロングサイズ)をゲットしましたのでそのレビュー回にしたいと思います。私は何というか凝り性なので、春~秋の3シーズン使えるアウトドア系のパンツが欲しいとなったら、居ても立っても居られなくなってしまい。立て続けに3本も購入してしまいました(…なんという物欲w)。そのうちの2本はモンベルさんのガイドパンツライトとペダリングパンツライトです。どちらもスキニーなシルエットで抜群のストレッチ性能を誇る素晴らしいパンツです。カラーは両方とも、もちろん黒にしました。これでしばらく春夏秋用のパンツはこの二つで決まり!と思っていたのですが、YouTube動画などを見ているうちにファイントラックのカミノパンツがかなり優秀と評判になっていたのでどうしても欲しくなり購入してしまいました。
<気になる値段は20,570円>
モンベルの2本のパンツはどちらも1万円以内でゲットできましたが、カミノパンツは一本で2万超(20,570円)もする高額なパンツです。またまた一気にお金が無くなりました(;^_^A
【当初、購入サイズはMサイズレギュラーを想定していた】
私の現在の胴回りは76~77cmくらいなので公式サイトのサイズ表からはMサイズが適正サイズだとわかります。股下は普段着やビジネス環境だと76cm丈くらいのものがベストだと思っているのですが、これも公式サイトのサイズ表ではMサイズのレギュラーはヌードサイズ(?)で74~79cmが対象となっていますので、私の場合、カミノパンツのMレギュラーはまさに自分にピッタリ合うような印象を最初は持っていました。
いざ購入!
【購入方法】
このように購入前からサイズはMサイズレギュラーにほぼ間違いないと思っていましたし、最近はなんだか、連日35℃以上の気温を記録するなどの超暑い日が続いているので(これを書いているのは2025年8月5日)この際、ネットで注文してすませてしまおう!と思ったのですが、それでも万一、実際に履いてみたら、やっぱりサイズが合わないと感じたり、デザインがいまひとつ気に入らないなんてことになったりするかもしれません。そうなった場合、返品の連絡や交換の手続ってちょっと面倒くさいじゃないですか、時間もかかるし…。それならと思い、今回は実店舗に足を運んで試着して購入を決めることにしました。実際、試着してみないことにはわからないことはあると思います。
【購入条件】
私は今回購入しようとしているパンツの条件は①黒色、②細身でスッキリ、③丈夫で長持ち、④履き心地が良い、⑤耐久撥水処理、⑥ベンチレーション付き、の6点でした。先に購入したモンベルの2つのパンツは⑥のベンチレーションを除いてすべてクリアしています。カミノパンツについては前調査の結果、上の6つの条件を全てクリアしていることは一応、確認済みです。でも、懸念事項がないわけではありませんでした(特に②番)。公式サイトを拝見したところ、着用時の美しいシルエットにこだわりを持ち、細部にわたってかなり手の込んだつくりとなっていることが書かれています。仕上がりとしては、スリムフィット、テーパード処理も施されているとのことでしたが、数ある購入レビューの中には、思いのほか太めのデザインになっているとの評価も散見されましたので、実際に試着してみた結果、デザイン的に今一つ気に入らないという事態も絶対にないとは言えないかもしれません。
【ファイントラック実店舗へ】
ファイントラックの東京ベースは原宿(明治神宮前駅)から歩いて5分くらいの、アークテリクスの店舗のすぐ近くにあります。お店はモンベルさんみたいな超大型スペースがあるというわけではありませんでしたが、雰囲気のとてもいいお店でした。試着室はかなり大きくできているので、くつろいだ雰囲気で試着が楽しめるというのもかなりポイント高い気がしました。ただお店が混んでいる土日祝日などには「試着待ち」の状況が発生することになるかもしれません(私は平日の午後に休暇を取って来店したのでした)。あと、店舗購入したら、ファイントラックのロゴ入りの雨用のリュックカバー(非売品)をゲットすることができました!
【Mレギュラーサイズは…】
店舗に入り目的のカミノパンツ以外の商品もいろいろ見て回ってもよかったのですが、今は欲しいアイテムがこれ以上いっぱい出てきても困るので、今回は目的のカミノパンツへ一直線です。早速、店員さんにお願いしてカミノパンツMレギュラーサイズを試着することにしました。試着の結果、ウェストはばっちりです。程よい余裕があり、ベルトを締めるとぴったりになります。裾はくるぶしの少し上あたりの長さでした。これはビジネス環境なら全く問題ない、というか、靴の足の甲や靴紐の部分との干渉の問題がほとんど起きない長さと言えますが、アウトドア環境での使用となると、ちょっと短いかもしれません。店員さんに見てもらうと、やっぱりちょっと短いのでは?とアドバイスをいただきました。
【5cm長いロングサイズにしました!】
カミノパンツにはレギュラーサイズのほかにロングサイズもラインナップされていて、ロングサイズはレギュラーよりも5cm裾が長いそうです。そこでMサイズロングを出してもらい、試着してみると…、くるぶしの部分はすっぽりカバーされ、かかとから1~2cm程度上に裾がくる長さです。店員さんに見てもらったところ、長すぎるということもなくちょうどよい長さでは?ということだったのでロングサイズで購入を決めました。
【カミノパンツはスリム?】
「カミノパンツは思いのほか太めにできている」という気になる評価についても、杞憂に終わりました、ピッチピチのスキニースリムという感じではありませんが、程よく余裕がありつつ、割とスッキリしたデザインに仕上がっているという印象です。特に横から映像は、わが身の事ながら、脚がスッキリスラリとした感じに見えるじゃぁないですか!(自画自賛ww)
【黒色の発色】
「黒」色の発色についても満足いくものでした。カミノパンツは、目の詰まったナイロン100%の生地でできているためか、どこか「グレーっぽさ」を感じる黒色ではなく、「黒い」黒色をしています。黒度が高いというか濃いというか…。ちなみにモンベルの2本はカミノパンツと比べると、どこか「グレーっぽい」黒色を感じる部分があります。もしかしたら、黒の発色は、ポリウレタン配合との関係あるのかもしれませんが、詳しいことは専門家でないのでわかりません。
【ストレッチ性と履き心地】
カミノパンツに使われているナイロン生地はタテ112%、ヨコ117%のストレッチ性があります。確かに縦横に引っ張るとよく伸びますね!このストレッチ性と立体縫製によりとても動きやすいパンツに仕上がっています!まさにストレスフリーでほとんど自由な動きが可能になります。生地にストレッチ性を持たせるためにポリウレタンを配合することはよく見聞きしますが、これをナイロン100%で実現しているところがファイントラックのポリシーを感じさせてくれます。なお、肌へ感触、しなやかさは、ポリウレタン配合のほうに軍配が上がるような気がしますが、耐久性は圧倒的にナイロン100%が上だと思います。カミノパンツにポリウレタン配合の生地が採用されなかったのは長期間の使用に耐える「丈夫さ」「耐久力」の方により重きを置いた結果と思われます。
【高耐久なナイロン66】
カミノパンツに使用されているナイロン素材はパンツに使用されるものとしては一般的な「ナイロン6」ではなく、より耐摩耗性・剛性、耐久性の高い「ナイロン66」というものが使われているそうです(その分、値段も高い)。リュックの生地とかでよく見かける「コーデュラ」はこのナイロン66素材でできているとのこと。手に取った感じでは非常に薄手のカミノパンツですが、高密度なナイロン66の生地でできているため、とても頑丈にできているようです。カミノパンツについての、いくつかあるYouTubeのレビュー動画を拝見した限りでは、軒並み、高耐久性が称賛されています。岩場や藪漕ぎなどの現場を複数回くぐりぬけてきた後でも、穴や擦り傷の一つもついていないほど丈夫なようで、心強いことこの上なしです。
【超耐久撥水性】
カミノパンツは、「超」がつくほどの素晴らしい耐久撥水性能が備わっています。「100回洗濯しても撥水性が落ちない!」(100洗80点)という基準をクリアしており、その撥水性はほとんど最高レベルといってもいいのではないでしょうか?実際に、パンツにスポイトで水を垂らすと滴下した水は玉状になってコロコロと流れ落ち、生地はドライなままです。霧や小雨程度であれば十分凌げそうですね!また、撥水機能は、汚れが付着することも防いでくれるようです(頼もしいですね!)。ただし、撥水機能は防水機能ではないので、本降りの雨の場合はやっぱりずぶぬれになっちゃうと思うのでその点は要注意ですね。(雨が降ったら迷わずレインパンツ履きましょう!)
【ベンチレーション】
カミノパンツには太ももの横側に大きくガバっと開くリンクベントと呼ばれる、ジッパー付きのベンチレーション開口部が備わっています。ジッパーはコンシール仕様となっていて、ジッパーを閉めているときには、ジッパー部分が生地の中に隠れるようになるため、ほとんど目立ちません。ジッパーを下ろして開口部をガバっとひろげると、メッシュの生地が張られていてそこから外気をパンツ内部に取り入れることが可能となります。実際にはポケットより下側の位置にこのベンチレーション口はついていて、ポケット(これも内側はメッシュ素材になっている)のジッパーも開けると、かなりズボンの中の風通しが良くなります。ベンチレーション口は結構大きめにガバッと開くので、大汗をかいて蒸れ蒸れになりそうな状況では大活躍してくれそうです。
【ロゴ】
表面のロゴは右ひざの位置に、さりげない感じと色で入っており、この控えめな感じがなかなか上品でいいと思います。アウトドア系のファッションにおけるメーカーのロゴ表示については様々な意見がありますね。私の見解としましては、まあ使用する状況にもよるでしょうけれど、メーカーのロゴがバシッと入っていた方がインパクトがあってカッコよく感じる場合もあるとは思いますが、日常生活も含めた様々な状況で当たりさわりなく使え、ほかの服とのコーディネートしやすい、という点ではロゴの主張は控えめな方がいいかもしれません。私は、カミノパンツについては街着でもバシバシ使う予定ですので、ロゴについては、ワンポイント的に控えめに入っているくらいの感じが一番いいです。
…あ、そうそう、ポケットは両サイドと右側のお尻にジッパーポケットがついています。お尻のポケットはメンズのみの仕様とのこと。それと、ベルトにも少しユニークな仕組みが取り入れられていて、ベルトを締めた時に、ベルトの先っぽがダランと垂れ下がらないように、(ベルトループではなく)ポケットの中にしまう穴がついていたり、バックルが外れないようにしっかり固定されるような、ちょっとした工夫も取り込まれています。また、右側のポケットの中には鍵や財布などをカラビナ等を使って止めておけるループ紐もついていますよ~!
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長く使えて高機能なカミノパンツは、今年ゲットした3本の春夏秋用のパンツの中でもメイン級になりそうです。値段は2万円超(20,570円)なのでちょっと高いですが、1グレード上のパンツをお求めの貴方にオススメできる至高の一本だと思います!皆様もおひとつ如何ですかぁ!