これ最高☆めっちゃいい!ベータ インサレーテッド ジャケット購入レビューArc’teryx
【秋になると…アウターが欲しくなりませんか!?】
皆様こんにちは。
2024年の記録的な猛暑も過ぎ去りだんだん秋っぽくなってきましたね。うーむ、この季節になると、新しい冬用のアウターが欲しい気持ちがドバっと出てきてしまうのはどうにも困ったものですね(笑)。少し前の時代であれば、近所のユニクロさんとかGUさんで、リーズナブルな値段(高くても2万円以内)で購入できるお気に入りのアウターが1着あれば、それを何年も何年も着用し続けていましたが、最近は打って変わって毎年アウターを買いあさっていたりもします。しかしアウターのコレクションも結構たまってきたのでコレクションは今年くらいが最終年になるかな(…と、毎年思うのですが…)
【今年の狙いは…モンベルvsアークテリクス】
今年のテーマは寒い季節に暖が取れて、雨風がしっかり凌げて、少々値段は張っても造りがしっかりているアウター…ということで、私の場合はやっぱりモンベルさんか、アークテリクスさんに行きつくわけです。モンベルはアウトドア専門ブランドだけあって機能的で耐久性の高いアイテムがとても多く、皆さんそうかもしれませんが、私の衣服の中でモンベル製品の占める率はかなり高いです。それくらいめっちゃ魅力のあるブランドですね。
一方、アークテリクス製品はもともと超高額な値段設定でしたが、最近では人気にますます拍車がかかっていることが影響しているのか、毎年、値段が爆上がりしていますね。昨年から比べて2万円以上高くなっている商品もざらです。しばらくこの傾向は続くでしょうから、アークテリクス製品を購入するなら、「今」しかないわけです。アークテリクスの製品がこんなにも人気なのは、酷寒の地でのアクティビティなど、超過酷な環境の中で研ぎ澄まされてきたシンプルかつ洗練されたデザインや究極の機能美からくるものであって、それがどの製品にもしっかりと息づいているところを感じ取れるからかもしれません。
【ベータ インサレーテッド ジャケットに決定!】
というわけで、今季、私が購入に至ったのはアークテリクスのベータ インサレーテッド ジャケットです。アークテリクス製品については、ハードシェルでは、ラッシュ・ジャケットやベータAR、ダウンジャケットはセリウムSV、化繊中綿はアトムLT、プロトンLTを過去に購入していて、これらの組み合わせての重ね着をいつも楽しんでいましたが、ベータ インサレーテッド ジャケットならゴアテックスのハードシェルと化繊中綿が絶妙な配合で「2 in 1」の状態となっているので、重ね着するときにありがちな中間着とアウターのフードが干渉してしまう問題や、重ね着の結果、全体的にふわっふわなシルエットになることも回避できそうです。また、朝出かけるときに、ジャケットの組み合わせをあれこれ悩む時間も大幅に削減できそうです。もっとも、汗っかきな私は、首の後ろの部分がジャケットの生地に直接触れるのはなるべくなら避けたいので、「2 in 1」のベータ インサレーテッド ジャケットの場合でも、Tシャツ等の上に着用する場合はスタンドカラ―の薄手の中間着は着用すると思います。
【アークテリクスは最高品質にして超高額(^^ゞ】
ベータ インサレーテッド ジャケットは一昨年くらい前からアークテリクス公式サイト(日本)のラインナップに加わったと記憶していますが(違っていたらごめんなさい)、当時の私は、もっとパリッとしたハードシェルの購入を検討していたので、注目はしていましたがスルーしていました。昨年くらいから「ベータ・インサレーテッドっていいな!」と思いましたが、何しろ値段が高額なのですぐには手が出ませんでした。ラインナップされた当初はたしか9万円台だったような気がしますが、今では12万超となっています。なので、欲しい!と思ってから、半年くらいかけて購入資金をプールして、めでたく今季のゲットとなりました~!
公式サイトには「REDESIGNED」とあり、仕様が少々変わっているようです。カラーバリエーションも白黒のものや、緑色のものが今年は加わっているようですね。私は黒色のジャケットがめっちゃ好きなので、カラーは迷わず「黒」にしました。
【気になるサイズ感は?】
サイズは、今回は迷わず「M」サイズにしました。私は現時点で、身長176.5センチ(少し縮んだ!)、体重は大体65キロくらいなので、アークテリクス製品は「M」サイズがぴったりくると思います。一昨年、ラッシュ・ジャケットを購入したときには、体重が75キロ以上あり、胸・肩・胴周りが現在よりは大分がっちりして大きかったですし(ウェストは85cm程度)、中間着として厚手のジャケットやセーターを着用することを想定していましたし、店員さんの意見も踏まえ、「L」サイズでもまったく問題なかったのですが、今季に至っては、特にウェストが大幅にサイズダウンした今の体形(最近の測定ではウェスト70cmでした)では「L」サイズだと、身幅がガバガバな感じで余り過ぎてしまうかもしれません。ラッシュ・ジャケットは「L」サイズと「M」サイズの両方を持っていますが、この間、冬物のタンスから出して、両方のサイズを着用してみた感じでは、中厚程度の中間着を着た状態でも「M」サイズの方が適正だと判断しました。それにベータ・インサレーテッドは、そもそも中綿が入っているジャケットなので、厚手のインナーを中に着ることはなさそうですね。
【公式サイトに入荷確認後、即ポチりました!!そして即納にビックリ!】
公式サイトには9月頃から、新しい仕様(REDESIGNED)のベータ インサレーテッド ジャケットが表示されていましたが、しばらくの期間は「在庫なし」表示となっていたのでとりあえず入荷連絡のメール登録をしていました。それから毎日、サイトを訪問しては状況をチェックしていましたが、10月10日(木)のお昼頃には「注文可能」な状態であることが分かり、職場(お昼休み中)ではあったものの、その場で即購入手続きをしました。12万6千5百円という値段のアイテムを即ポチるのは、我ながらさすがにしびれましたね~(^^ゞ…ちなみに「入荷連絡」(ブラックのMサイズとLサイズ)の登録はしたけれど、通知がくる前に購入を決めてしまったためか、通知はまだ来ていません…これ如何に?
さて商品到着までに1週間くらいかかるかな~と思っていたところ、注文の翌日である10月11日には「発送」の連絡があり、なんとその翌日の10月12日(土)には到着したのでした!(…は、早っ!)…でもって、早速、いつものように開封の儀を執り行うことに!
【まずは検品!生地感や特徴もチェックしていきます】
到着した商品はめっちゃ高額なので、ほんの少しでも気になる点や問題があったら即返品することを念頭に、丁寧に箱を開け、ビニール袋のテープを丁寧にはがし、慎重にアイテムを取り出し、畳んであった順番を忘れないように写真を撮り、タグは外さずにかくれた傷や、左右のバランスが崩れていないか、その他おかしなところがないかまず入念に検品、それから製品に皮脂がつかないようにしながら慎重に試着…、うーむ、問題なしです!「M」サイズでばっちりです。アークテリクス製品らしく袖丈はかなり長めにできていますが、これはロッククライミングなどで腕を上にあげた場合に手首の皮膚が露出しない設計とのことなので、長くて正常です。ゴアテックス・プロ・シェル搭載のラッシュ・ジャケット(80デニール×100デニール)やベータAR(40デニール×80デニール)とは違って、40デニールの2レイヤーのゴアテックスは生地の外側がとてもソフトな触り心地にできていて、しかも化繊の中綿が入っているのでジャケットの中側はふわふわしていてとても着心地がいいです。着用時に感じられる化繊の暖かさの程度については、アトムLTやプロトンLTよりもベータ インサレーテッド ジャケットのほうがやや上を行っているような感じもしました。ワイシャツの上からの着用でも十分に暖かいです。でも、それでいて化繊中綿はジャケット全体がパンパン、モコモコになるほどには封入されていないので見た目はかなりすっきりしていて、これがまた抜群にカッコイイ仕上がりとなっています!
【黒ゴア搭載がたまりません!重ね着もOK!】
なんといってもゴアテックス(黒ゴア)が搭載されているのでどんなに雨が降っても風が吹いても大丈夫というところがたまりませんね!しかも化繊中綿は、ダウンとは異なり、たとえ濡れたとしても保温力が落ちないという優れものです!ただし封入されている化繊中綿の量から見れば、1月とか2月のめっちゃ寒い朝とかマイナスの気温の日には中間着が必要になるかと思います。ベータインサレーテッド ジャケットは、その辺のこともよく考えられていて、身体にぴったりフィットするトリム・フィットではなく、下に中間着を着用できるように少し余裕を持たせたレギュラー・フィットになっています。寒い日はアトムLTやプロトンLT、もっと寒い日はセリウムSVを中に着ることになると思います。ちなみにTシャツの上にモンベルの襟足の高いジャージジャケット、その上にパフパフのセリウムSV、その上にベータ インサレーテッド ジャケットを着用した感じでは、見た目には、ややふっくらしたシルエットにはなりますが、肩や胸がパンパンできつきつな感じがすることなく、フロントジッパーもスムーズに開閉できる状態での着用が可能でした。もっとも、冬山やスキーに行くとき以外であれば、超極暖なセリウムSVを中間着として着用することはほとんどないといっていいでしょう(都市部ではオーバーヒート確実!)ベータ・インサレーテッドに関しては「M」サイズで大正解でした!(もしかしたら「S」でもイケるかもしれませんが、また将来的に体重・体形が増えた場合のことを考えたら「S」サイズは考えなくてもよいでしょう。)
【ポケットがたくさんあって配置もベスト!】
さて今年の冬はスキーや旅行は勿論のこと、通勤でもベータインサレーテッド ジャケットが大活躍しそうです。ベータ インサレーテッド ジャケットは両サイドポケットに加えて、表側の左胸のところにジッパーポケットがあるのがめっちゃ助かります!ここにポケットがあることで、電車の通勤定期券を出し入れするのに都合がよく、収納場所をここに決めることで、定期のパスケースがどこに行ったか分からなくなることがなくなるからです。オモテ側についている胸ポケが左側に一つだけ、というのも場所を特定しやすくていいと思います。ジャケット外側の両サイドポケットも、アウトドア・ウエアにしてはかなり下の方についているため、これが翻って普段使いとしてはめっちゃ便利です。通常、アウトドア・ウェアのポケットは、リュックを固定するお腹のベルト(ハーネス)が干渉しないように、少し上の方(肋骨くらいの位置)についていて、普段使いにはやや使いにくいですよね。ベータ インサレーテッド ジャケットの両サイドポケットは、思ったよりも結構大きな作りになっていて、さらに手を入れた時には手の甲側と手のひら側の両側に設置されているフリース生地がとても暖かくて、めっちゃいいですね!細かいところまで利用者への配慮が行き届いている感じがしてGOODです。尚、ジャケットの外側についているポケットは全て止水ジッパー使用です。
【ほかにもアークテリクスらしいこだわり満載です!】
ジャケットの内側には、左側に手ごろな大きさのジッパー付きのポケットがあり、右側には手袋などを収納できる大き目のダンプ・ポケットがついています。ダンプ・ポケットにはジッパーはついていませんが、入り口部分が丈夫な布でしっかりとパイピングされているので中のものがふいにこぼれ落ちるということはあまりなさそうです。
ジャケットのフロント・ジッパーも止水仕様のものですが、これは胸、サイドポケットに使われているものとは違う種類のものとなります。これは止水ジッパーの中でもVislonと呼ばれるものの一つと思われ、これは通常の止水ジッパーより開閉が格段にしやすい仕組みになっています(見た目は通常の止水仕様でないジッパーとあまり変わらないですが、しっかり止水仕様です)。しかも、ベータインサレーテッド ジャケットは、最近のアークテリクスのアウター類の中ではあまり見かけなくなったダブルジップ仕様となっているのが素晴らしいですね。下からもジッパーを開けることができるので、電車の中で座るときとか、トイレに行った時(これは男性限定ですが)とかめっちゃ快適で便利です。
また両脇の下にはベンチレーションのための大きなジッパー(ピット・ジップ。これもダブルジッパー使用。ジッパーは通常の止水ジッパー)がついているので、例えば満員電車の中のような暑々蒸れ蒸れ状況においてもオーバーヒートしないで済むような機構が取り入れられています。脇の下のジッパーが触れる部分にはモールという、生地をジッパーに巻き込まないための工夫も施されていて、アークテリクスの視点はこんなところにまで行き届いているのか、と感心させられました!そうそう、オーバーヒート対策といえば、フロントのダブルジップの存在も大いに役立ってくれそうですね!(これはYoutubeでベータ インサレーテッド ジャケットを激押ししている動画の受け売りです。動画主様、とても参考になりました。)
【まとめ!】
さあそんなこんなで、今年の冬はベータインサレーテッド ジャケットでガンガン乗り切ろうと思います!皆さんにも超おすすめしたい一着です!!最高品質の暖かいアウターをお求めの方は是非ご検討候補に!!