真冬の通勤のための自転車用手袋の考察あれこれ【自宅から駅まで編】
皆様こんにちは。1月~2月半ばの厳冬期も過ぎ、日差しが暖かく感じられる日も出てきていますが、まだまだ全体的には寒い日が続いていますね。私の住んでいる地域の朝の気温は0℃~5℃くらいです。私はと言えば、夏は超暑がりですが、冬は超寒がりだったりします(^^ゞ 私は特に手指の冷えに弱いので、手袋なしの朝の自転車はかなりヤバいです。というわけで、今回は寒い季節の自転車用の手袋についてあれこれ考察していこうと思います。
【冬は軍手じゃちと寒い】
私は毎朝の通勤時に最寄駅まで自転車を利用しています。家から駅の駐輪場までは時間にして10分以内の至近距離にあるのですが、冬の季節は手袋なしではちょっと厳しいです。手軽に入手できる手袋としては、100均やコンビニで売っている「軍手」やその他、もろもろのものがありますが、1月とか2月の寒さが突き刺さるような季節の自転車運転時の手の防寒対策としては、ちょっと頼りない気がします。また、指先が覆われている手袋は操作性が悪く、何かにつけ手袋を外さなくてはならないのがちょっと面倒に感じたりもします。
【通勤用としては操作性も重要】
この時期の対策としては防寒性の高いグローブがどうしても欲しいところですが、やはり自転車乗りとしては操作性も重要です。自転車のカギの操作や駐輪場のチケット受け取りとか、それ以外にも交通系ICカードの出し入れや、財布からコインの出し入れなど…、グローブつけたままだと、操作性が悪くてイライラすることがよくあります。また、あまり手にフィットしすぎるグローブだと要所要所での着脱が非常に面倒くさいですよね。こうした問題をいろいろ検討した結果、私がたどり着いた結論としては、ベースとしては指先の露出したやや薄手のグローブを着用し、手に風が直撃する自転車走行時には、ベースのグローブの上から大き目の防寒グローブをオーバーグローブとして着用するというものでした。雨風雪の激しい野外とか、自転車走行時以外はサッとオーバーグローブは外してリュックにしまっておきます。防寒グローブはそれ自体で嵩張るのでリュックの容量を食ってしまうという欠点がありますが、リュックを少し大きめのものにするなどした結果、まあまあ今のところはその点については大きな問題はありません。
【ベースのグローブ:操作性から私の結論はクリマバリア!】
ベースとなる指先の露出したグローブとしては、あれこれ商品を試してみた結果、モンベルのクリマバリアフィンガーレス フィッシンググローブが私の場合には最適解という結論に達しました。このグローブは5本の指の第一関節部分が全部露出しているタイプです。このグローブが一番私の使い方に適していると思った点は、切断してある指先の出口の部分がきちんと縫製処理されているという点です。この縫製処理がない切りっぱなしの場合、上からオーバーグローブをつけると、指先の切断面がくるくるとロールアップしてしまい、最終的に生地が緩んでしまって装着感が低下するという結果につながると思います。その点、クリマバリアのオープンフィンガー・グローブは指先の切り口にしっかり縫製処理が施してあり、中指と薬指の甲側には補強の布もつけられている念の入りようです。クリマバリアフィンガーレスグローブは2,700円で購入できます!(2024年2月現在)
ちなみにモンベルから出ているフィッシンググローブのカテゴリーの中で、かなり評価の高いクリマプレンというゴム素材のグローブもあり、こちらは必要に応じた指の露出が可能となっていて、単体で防水性もありフィット感もよく、保温性も十分感じられるため、かなりイイ感じなのですが、いかんせん手がゴム臭くなる(洗ってもなかなか取れない)ので、職場につけていく手袋としてはどうかな、という印象があったため通勤用としては却下しました。
またこれとは別に、同じクリマバリア素材のグローブで必要に応じて指の露出が可能になる上位版もあるのですが、私の場合、クリマバリアのうえからオーバーグローブを着用することを前提に考えているので、ベースのグローブとしては、指を出したり入れたりとか、あれこれ機能がついているのは邪魔でしかないような気がしたので却下しました。
さらには、指先が露出していないスマホタッチ対応の薄手のグローブなども試してみましたが、やはり操作性という点においては生の指の感覚にはかないません。
【オーバーグローブはゴアテックスのアルパイングローブで保温性ばっちり】
クリマバリアというのはフリース素材で防風フィルムを挟み込んだ生地となっていて、防風性があり、露出している指先以外の部分はある程度の保温性も担保されています。指先が露出しているので操作性は抜群ですが、真冬などは露出した指先はやっぱり寒いです。
なので上述のとおり、気温がめっちゃ低い時とか風雨雪の強い屋外にいるときなどは、大き目の防寒グローブをオーバーグローブとして装着します。私がに選んだ防寒グローブはモンベルから出ているゴアテックス製の「アルパイングローブ」(16,720円、2024年2月現在)です。このアルパイングローブは防水透湿・防風素材のゴアテックス出てきた「側」の部分と、保温性を担保するウール製のインナーグローブの二重の構造となっています。私の手のサイズは通常「L」サイズでジャストフィットだと思いますが、今回自転車用に購入したのは「XL」サイズなので、クリマバリアの上からでもかなり余裕で着脱ができます。それほど寒さが厳しくない時には、インナーグローブなしで「側」だけでも全然問題ないですし、逆にとても寒さが厳しい時には、付属のインナーグローブの替りによりぶ厚いウールグローブを装着しその上から「側」を装着することも可能です。(この辺の自由度の高さがとても気に入っています。)
普段の生活の中では、家から自転車置き場のゲートまでがアルパイングローブの出番ですが、自転車置き場のゲートで何人か並ぶ間に、アルパイングローブはサッと外してリュック入れ、ベースのクリマバリア・グローブの露出した指でチケットを機械からもぎ取り、通常の通勤状態になります。クリマバリアは電車の中とかでは十分な暖かさをもたらしてくれます。駅の改札や、会社の目の前のコンビニで昼飯を買うときに交通系ICカードを出すのも余裕です。もう一点、忘れていましたが、冬にはアークテリクスなどの袖の長いアウターを着用することが多いのですが、クリマバリアを装着していると、ベルクロを緩めにしたアウターの袖の部分が手首に直接触れないので、皮脂汚れが付きにくいという点も気に入っていたりします。
手袋をいくつか組み合わせることで冬の寒さはへっちゃらになりました~(^^♪