【人気の高いMax EDC】

今回は香港のAble Carryというブランドが出している大人気のバックパック、Max EDCを購入したのでレビューしてみたいと思います。Able Carryのバックパック購入はこれで二つ目となりました。昨年7月に購入したDaily Plusは、これまで自分の持っているいくつかのバックパックたちの中でもメイン級の存在感を放っていましたが、Max EDCは、Daily Plusをさらにアップグレードした形となり、機能もめっちゃ充実しているとのことで、ずばり値段が高い(47,300円)という最大のネックはあったものの、思い切って購入しちゃいました~。Max EDCは前回(2024年10月)初回発売時の即完売状況を受けての、今回(2025年2月18日)の再販売ということらしいですが、実はこの再販売開始日の数週間前にはメールでお知らせが何通か届いていました。ズバリ言って、ブランドの販売戦略にまんまと引っかかってしまったという可能性も否定はできませんが、そのお知らせメールを眺めながら販売開始の日時までに少し考える時間があったので、スペックや宣伝などを調べているうちに入手したい気持ちがブワーっと溢れてきてしまい、当日の午前11時ちょうどにサイトを訪れて即ポチりました!購入にはアークテリクス製品の購入で利用しているSHOP PAYというアプリの登録データがそのまま使えたので、職場の執務室で仕事中ではあったものの、住所氏名やクレジット情報のセカセカ入力をする手間を省くことができ、ささっと購入成立となりました。

【X-pac製のTarmac Blackはめっちゃイイ!】

今回購入したのはX-pac製の黒色(Tarmac Black)のものです。より軽く、しなやかで少しだけ値段がリーズナブルなリップストップナイロン版(44000円)もありましたが、私は丈夫で耐水性の高いX-pac版の方を選びました。色は黒以外のベージュ的なカラーも魅力的でしたが、手持ちの衣服や持ち物は、ほとんど黒系が多いので今回も黒にしました。黒はもともと自分の好みの色ですし、手持ちのアイテムたちとのコーディネートにおいてハズれることがない、というのがいいですね。ちなみに、購入ボタンを押した後、30分くらい経ってから、再びAble Carryのサイトを訪れると、Max EDCのX-pacの黒はすでに「在庫なし」となっていたので、もともと入荷数が少ない可能性もありますが、やはり人気の高さを物語ってもいます。ともあれ、すぐに手続して購入できてとりあえずはよかったです。

【Daily-Plusとの比較】

※向かって右が「Max EDC」で左が「Daily Plus」

Daily Plusは容量21リットルで、Max EDCと同じ、耐水性の高いX-pacという生地でできていて、値段は38,500円だったかと思いますが、私はそれまでバックパックにそのような大金をかけたことがなかったので、Daily Plusの購入時にもずいぶんと悩みましたが、思い切って購入してみたという経緯があります。で、Daily Plusの実物を手にしてみて、実際にすごく使い勝手が良いですし、非常に満足のいく買い物ができたと思いました。Daily Plusについては気になる点はあまりありませんでしたが、強いて言うなら、容量が21リットルなので荷物がいっぱいある時には入りきらない場合があるということでした。また、PCスリーブが別ポケットになっていたり、ペットボトルを収納できるサイドポケット的なものが両サイドにあったらいいな~などと思うことはありました(Daily Plusの片側にはペットボトルや折り畳み傘の収納に対応する隠しポケットはあります)。

※「Daily Plus」外観

Max EDCは充実した機能が満載!

Daily Plusにあったらいいなと思うものは、実はMax EDCにはほぼすべて備わっています。

Max EDCは容量は26リットルもあり、PCスリーブが別ポケット(背面)にとして独立しています。フロントのポケットも収納力がアップ(靴が入るくらいのスペース)、フロントポケット内の外側には大き目のジッパーポケットもあります。リュック本体片側には、Dayly Plusにはなかった折畳傘やペットボトルが収納可能なジッパー付きのサイドポケットもあり、これはうれしいですね。

逆サイドにはDaily Plus同様に、しかし二層に分かれているグレードアップした隠しポケットがついていて…、

さらにこちら側には本体を横にして持ち運べるハンドルもついています。

PCスリーブには17インチのノートが入るそうです。このPCスリーブの上側にマチ付きの収納スペースがあるのですが、これが意外に便利で使い勝手が良いです。

【上部のセキュリティポケット】

リュックを縦向きにして上から物が収納できるメイン収納以外のポケットについてはDaily Plusでは背面上部にあるジッパー付きのセキュリティポケットがありましたが、ややジッパーが固く中身の出し入れがちょっとやりにくい面がありました。Max EDCにも同様のセキュリティポケットがありますが、Daily Plusのそれよりも、縦横とも約1cmほど大きめに作られています(実測で縦約19cm×横約18cmでした)。ジッパーの開閉は、Daily Plusよりは楽になった感じですが、それでも”固い”感じは抜け切れていない感じもします。でも、もしかしたら「セキュリティ・ポケット」と名がつくくらいなので、すぐには取り出せないような設定になっているのかもしれません。尚、Daily Plusは裏面(背中に当たる部分)や底面も含め全部X-pacで覆われているのに対し、Max EDCは裏面と底面はナイロン製になっているので、生地の固さの違いがジッパーの開閉や中身の取り出しやすさに影響している可能性もありそうですね。この上部セキュリティポケットには、パスポートや二つ折りの財布なら余裕で入りますし、スマートフォンならケース付きの寸法(縦17.5cm×横9cm)であっても、縦向きでも横向きでも余裕で入ります。ただ残念なことに私が使っている横幅20cmの長財布は入りませんでした。

でも、Max EDCは収納ポケットの数がDaily Plusよりも大幅に増えているので、収納場所には困らない感じです。私の場合は、PCスリーブ内の上部についている内部のポケットにスマホを収納し、フロントのがばっと開くジッパーポケットには財布を収納することにしました。フロントの大型ジッパーポケットは、ダブルジッパー使用になっているのも超うれしいですね。ペットボトルや傘を収納できるジッパーポケットはジッパーを全部開けた時に中身がこぼれださないように「膜」がついているのもうれしいです。私はココにぴったり収まる大きさの小銭入れを入れることにしました。逆サイドには、二層になっている隠しポケットもついていて、ここには取り外し可能なキーフックもついています。

【耐水性】

Max EDCの耐水性はDaily Plusと同様のようです。Max EDCについて最初は完全防水仕様かと思ったのですが、そんなことはありませんでした。公式サイトで確認するところでは、もともと耐水性が高いといわれるX-pac生地にDWCという耐久撥水加工を表裏両面から施しているそうです。DWC耐久撥水はアークテリクス製品でもおなじみの撥水処理ですね。激しい雨風に長時間晒されるような状況とかであれば、もしかしたら中身の浸水する可能性はあるかもしれませんが、日常よく経験するような小雨の日などであればほとんど中身が濡れてしまう問題は起こらなさそうです。

【寸法】

Daily Plusは公式サイトによると、49cm×29cm×19cmで、Max EDCは50cm×30cm×19cmとなっています。Daily Plusはモンベルの2段階畳み仕様の折り畳み傘を1段階だけ畳んで中に収納する場合、やや高さ的に余裕がない感じがしました。Daily Plusに対しMax EDCは高さが1cm上がっているので傘の収納も楽ちんです。ちなみに、モンベルの折り畳み傘は軽くて強くて、2段階に折りたたむととても小さくなるところは素晴らしいのですが、2段階に折りたたんだ傘の骨の間から布を引き出して整理するのが超大変&手間がかかりすぎるので、ずっと使わない時以外は1段階の折り畳みのみで使いまわすのが便利です。そして1段階折り畳み用の傘袋も売られていたりします。

【自立する?】

Daily Plus、Max EDCともに中身をある程度入れれば自立可能です。さすがにバランスよく設計されていますね。両者の比較では、Max EDCの方が一回り大きくできているので、「自立」という意味ではDaily Plusの方に分がありそうです。

Max EDC、Daily Plusともに様々な用途で通年使えそうですが、中に入れる荷物が多くなりがちな秋冬の季節や一泊旅行などではより容量の大きなMax EDCが、日々の通勤や、身軽で軽快な装いにしたい春夏の季節はDaily Plusが大活躍しそうです。…それにしても、Max EDCはポケットが多くて非常に使いやすいですよ~。あと、エイブル・キャリー特有のAフレーム構造ももちろん取り入れられているので、Daily Plus同様に「無重力バックパック」体験が思う存分できるところもすごいです!というわけでMax EDCは、皆様に超オススメできるバックパックです。皆様もおひとついかがですかぁ?