皆様こんにちは。今回はアークテリクスのベータARのブラックMサイズとLサイズとの比較をしていきたいと思います。それではさっそく見ていきましょう。
ベータARの特徴:他のアーク製品より着丈が短め
ベータARはアークテリクスのハードシェルジャケットの中では、比較的、着丈(特にフロント部分)がやや短い仕様となっています。これについては、AR(オールラウンド)の名の通り汎用性の高さを重視した結果着丈が短い設定になっているのだというのが個人的な印象です。アークテリクスの人気ジャケットの着丈の比較については、札幌のアークテリクス専門店(残念なことに2025年3月に閉店)の店長さんが過去に出しているyoutube動画(こちら)が非常に参考になりました。ベータAR以外の人気ジャケット、例えばアルファSV(これは現在もアークのフラグシップモデル)やベータSV(現在廃盤)、ベータLT(現在廃盤)などはベータARよりは着丈が長くできていて、例えばやや大きめのフリースやインサレーション、ソフトシェルなどのミッドレイヤーを下に合わせて着用してもアウタージャケットの下からはみ出すということはあまりなさそうです。ところがベータARに関しては、ほかのハードシェルに比べて着丈が短く設計されているため、少し丈の長いミッドレイヤーの上に着用すると、ジャケットの下からミッドレイヤーが1センチ程度はみ出すことがあります。これは気にならない人は全く気にならないと思いますが、私は気になりましたので、ベータARを始めて購入するときには、MとLを両方試着した結果として、よりビッグでき丈も長いLサイズを購入したのでした。
【ベータARジャケットLサイズとMサイズ比較】
【最初に購入したのはLサイズ】
着丈の短いベータARジャケットでも、一回り大きいLサイズにすれば、手持ちのややゆったり系のフリースやソフトシェル等(ブランド問わずほぼLサイズかXLサイズ)をミッドレイヤーとして着用してもほぼ下からはみ出すことはありません。
【公式サイトでは、私の身長体重からはLサイズ推奨となった】
尚、日本のアークテリクス愛好家たちによる製品レビューを見ていくと、アークテリクス商品たちはそもそも欧米人向けにできているため、日本人で177cmくらいの標準体形の人ならSサイズとかMサイズを推奨している場合がほとんどでした。ところが、昨年くらいから、アークテリクス公式サイトには、ベータARなどの人気ジャケットの商品購入ページに、自分の身長・体重・袖の長さの好み・他のブランドでの購入サイズ等を入力して、おすすめサイズを決めてくれるソフトが導入されており(スマホで自分の体形を撮影する方式もありますがこちらはなかなかうまく結果が出ませんでした)、私の場合は「Lサイズ」という結果になりました。何べんやってもLサイズです。当時は、Lサイズを購入するのは「少し大きすぎるんじゃないか?」と半信半疑でしたが、実際にはそんなこともないようですね。いま改めてベータARのLサイズを着ると…、そんなに違和感ないっすね。Mサイズでぴったり目できるのも、Lサイズである程度余裕をもって着るのも「あり」だと思います。
【当時はLサイズで大満足だった】
なお、当時私は結構バキバキに身体を鍛えていたので、身長は177cmくらいですが、特に肩回りががっちりしていましたし、体重も80キロ近くあったのでアークテリクスのLサイズ購入でも、袖丈以外は、自分が思っていたようなフィット感がありとても満足していました。
【現在は身体が相当絞れてきているのでMサイズがジャスト!】
ところが現在では、暴飲暴食の習慣をやめるなど、前よりも健康状態に気を使い始めていることもあり、体重は80キロ付近から65キロ前後まで減り、ズボンのウェストも以前は85cmでしたが、現在は76cmと、かなり絞れた感じになってきているため、ベータARのLサイズだと、中に着こまないことには、ちょっと身幅が余り過ぎているような感じがしてきています。同じアークテリクスのラッシュジャケットの場合は、ジャケットの作りがもともとかなり大きくできているためか、ジャケットLサイズ着用時のオーバーサイズ感がとても気に入っているのですが、ベータARの場合は、もう少し体にフィットしているスタイルのほうがいいような気もしてきました。そこでMサイズの購入をしてみることにしました。
【ベータARブラックMサイズは大人気も結構な値上がりが…】
ベータARのLサイズを購入したのは3年前のことになり、当時は7万円台で購入できたのですが、3年たった現在ではなんと10万超と、2万円以上の値上げとなっていてびっくりしました。ベータARは人気があることに加え、一度に入荷する数が少ないと思われ、特にブラックのMサイズはすぐに売り切れになってしまいます(ほかのカラーの売れ行きと比べると、圧倒的にブラックの在庫がなくなる速度が速く、もしかしたら今季(2024~2025)はブラックの入荷がそもそも極端に少ないのかもしれませんが)。今季のブラックMサイズは、早くから品切れ状態が続いていましたが、根気よく毎日サイトをチェックしていたら令和7年1月30日に入荷したことが分かりました。でも、その日の夜にはブラックMサイズは早くも「在庫わずか」となり翌1月31日の昼頃にはもう品切れです。私は1月31日の早朝に公式サイトで購入ボタンを押し、ゲットすることができました。10万円もする服なので購入ボタンを押すことに躊躇がなかったわけではないですが、この機を逃すとまた何か月も待たなければならないし、どうせいずれは買うことになるだろうという予測と、来季はまた値上がりする可能性もありそうなことを考え、思い切ってポチることにしました。
【翌日にはもう品物が届き、早速開封することに…】
すでにベータARのLサイズ(大き目)は持っていますし、Sサイズだとぴったり肩や胸がピチピチになってしまうことは過去にお店で試着したりして、すでにわかっているので、Mサイズの、自分の身体へのフィット感についてはほとんど心配していませんでした(つまりサイズが合わないことによる返品はハナから考えていません)。それでも初期不良があるかもしれないので、タグを外さないように慎重に袋から出して検品して縫製やシームテープ処理や汚れなどの不良個所はないことをしっかり確認してから、試着してみると…。やはり今の体形ではMサイズがぴったりくることが判明しました。案の定、フロント側の着丈は短く詰まった感じがありますね。
【LサイズとMサイズの比較】
袖丈の長さはLサイズだとかなり長くて指先のほうまでカバーされますが、Mサイズだと手の甲くらいまでのカバーなのでアウターとしてはちょうどよい感じに思いました。上に書いた通りMサイズだと大き目のサイズのミッドレイヤーは軒並みジャケットの下からはみ出るので、ベータARはミッドレイヤーを選ぶジャケットということは言えるでしょう。現在手持ちで中間着となりそうなMサイズのアークテリクス製品にガンマMXがありますが、これはM同士なのでベータARとの相性ばっちりですね。アリウムLTという薄手の化繊インサレーション・ジャケット(Mサイズ)もあるのですが、このアリウムは、かなり大きめに作られているためか、ベータARの下に着用した場合、ベータARの下からはみ出るのでこの組み合わせはなさそうです。アトムLTジャケット(現在のアトムジャケット)はLサイズを持っていてこれはベータARのMサイズと着丈の長さはほぼ一緒か若干アトムLTのほうが長いかもしれません。でも来季にもし機会があればアトムAR(現在のアトムヘビーウェイトジャケット)のMサイズを購入するかもしれません。やっぱりMサイズはMサイズがいろんな面でばっちり会うと思います。(アトムARジャケット(黒)も人気があり、しばらく在庫切れ状態が続いていますね。)
Mサイズはより身体にフィットしだぶつき感は解消されますが、やはり中に厚手の中間着を何枚も重ね着することはできません。なので、北国へ旅行へ行くなどして中にたくさん着こむときにはLサイズにし、春や秋、冬のそれほど寒くない時期の通勤着や街着としては体形にフィットするMサイズが大活躍しそうです。