【ARC’TERYXベータAR】スタンドカラ―のゴアプロシェル!
皆さんこんにちは!今回はアークテリクスのベータARにスポットを当ててみました。購入したのはもうすでに一昨年前のことになりますが、これまで着用してみての印象なども書いていきたいと思います。アークテリクスのベータARは高度な防水透湿生地ゴアテックスの中でも上位に位置する「ゴアテックスプロ-Most Rugged」のシェル素材が採用されています。防水性、透湿性、それから耐摩耗性(耐久力)もワンランク上の素材です。使用されているナイロンの糸は基本的に40デニールですが、重いリュックを背負ったり、転倒したときに岩や地面などに叩きつけらたりなど、摩擦や衝撃を受けやすい肩の部分は80デニールのナイロンで補強されています。ゴアテックスプロ生地の40デニールと80デニールの絶妙な組み合わせは、シェルジャケットとしてのハイレベルな対候性とプロテクト力、それから機動性をバランスよく実現しています。
【ベータARはこんな特徴がある】
数あるアークテリクスのハードシェルの中で、ベータARを大きく特徴づけているのは、なんといっても襟がスタンドカラ―になっている点でしょう。襟の外側にはフードがくっつけられている状態となっています。このフードは取り外しできないので、これは一体型といえないこともないですが、スタンドカラ―はスタンドカラ―としてしっかりあります。このフード形式を、アークテリクスではドロップフードと言うそうです。ドロップフードのいいところは、フロントジッパーを上まで上げ切った状態で、フードをかぶったり脱いだりすることができるという点です。完全なフーディーの場合は、いったん顎くらいまでジッパーを下げないとフードを頭にかぶりにくいという弱点がありますが、これを克服した形となっています。極寒の地ではそういう部分が重要になることもあるのかもしれません…(わからんけど)。ベータARが市場に出始めのころはこのドロップフードに賛否両論があったようですが、今ではすっかり人気アイテムの一つとして定着した感がありますね。実際、着用するとスタンドカラ―がバチッと決まっていてかっこいい感じがします。ベータARのスタンドカラ―はジッパーを締めると顎より前に先端が突き出るような形となり、顔を左右に動かすための適度なスペースが確保されます。
尚、今期(2023-2024シーズン)新発売の、「マカイ・シェルジャケット」はフードが取り外し可能なゴアテックス(裏生地に起毛がある特殊な3レイヤーのゴアテックス生地)のスタンドカラーのジャケットとなっていて、これはこれでめっちゃかっこよくて、将来的に余裕ができたら購入を検討するかもしれません。
【カラーバリエーションとサイズ感は?】
【カラバリ】
私が購入したベータARの色は「黒」です。私はもともと「黒」系が好きなので、まずは「黒」を選ぶ傾向があるんです。今期のベータARのカラーバリエーションはかなり豊富で、blue Tetra(明るい青)、ブラック、Smoke Bluff(ベージュ系のツートン)、Black Sapphire(深い紺色)、Heritage(鮮やかな赤)、Relic/Yukon(ブラウン系のツートン)の6種類です。前期まであった「キングフィッシャー」という紺系の色もかなりイイ感じでしたが、今季はブラック・サファイアが紺系のバリエーションになっていますね。
【サイズは?】
サイズは「L」サイズにしました。「M」でもイケそうでしたが、中間着にすこし厚めのものを着用する場合、Mだと肩周りや胸部がややきつい感じがするので、私の体形(177cm, 70kg, 筋肉質)だと「L」がベストだと判断しました。まあ皆さんアークテリクス・プロダクトの購入に当たってはサイズ選びに悩まされることと思いますが、最終的には自分の好みでいいのではないかと思います。(尚、購入はアークテリクスの公式ウエブショップから最初は「M」サイズをオーダーし、到着したアイテムを家で試着後、「L」サイズに交換しました。)
ベータARジャケットの袖の長さは、ほかのほとんどのアークテリクスのハードシェル・ジャケット同様に、結構、長めの作りとなっています。ハードシェルの長い袖は登山のアクティビティなどで岩に手をかける時など、腕を上に伸ばした時に手首が露出しない設計となっているようです。シェルは一番外に着るので、寒さや障害物から身を守るためにこうした設計にする必要があるみたいですね。尚、袖口のところにはベルクロがついているので、これを締めればいい感じに調節することができます。
【着丈やや短し】
ベータARはほかのアークテリクスのシェルジャケットと比べて着丈がやや短く作られているので、個人的にはARの下に着用しようと考えている中間着の着丈との関連からも「L」サイズでよかったと思います。
アークテリクス・プロダクトの着丈の長さを比較している動画はこちら
(札幌のアークテリクス専門店FLHQ店長ダンゾーさん動画)
【重ね着するなら】
尚、ベータARジャケットはスタンドカラ―なので、中間着にはフードなしのものがいいかもしれません。この点では同じくアトムLTジャケットが相性ばっちりなので、私はベータAR着用の時は、いつもアトムLTとペアで着用しています。あと中間着としては、ARジャケットのスタンドカラ―と同じくらい襟が高いモンベルのマウンテンジャージジャケットや、ECWCSの第二世代のフリースなんかも相性が良いと思います。まあ同じアークテリクス製品なので、アトムLTとベータARはとても相性が良くて見た目にもばっちりです。
【今季値上がりしましたね!】
ベータARの値段ですが今季2023~2024シーズンは101,200円(2024年1月時点)と、なんと10万円を超える価格になっていますね!私が購入した2022年2月には75,900円だったので2万5千円も値上がりしている!…こ、これはちょっと衝撃の値上げ幅ですね(笑)
私がARジャケットを購入しようと思ったきっかけはたまたま見たYoutube動画でARジャケットを紹介していた外国人お姉さんがすごく格好よく見えたからです(笑)
ARジャケットの紹介動画はこちら
(お姉さんの動画)
アークテリクスのプロダクトはどれも素晴らしいですがこのベータARも超おすすめです!皆さんも一着どうですか?