【汗かきさん必見!】多汗症対策アンダーウェアで夏を快適に過ごそう!
皆さんこんにちは。皆さんの中には、汗っかきで暑い季節が大の苦手という方もおられるかもしれません。かくいう私も結構な汗っかきなので、梅雨の季節から秋の終わりまでは何かと憂鬱だったりします。
汗っかきで困ることの一つといえば、衣服の脇の下のところに目立つ大きな汗ジミができてしまうことがあると思います。中学~高校時代からすでに脇の下の汗ジミが気になって仕方がなかった私の場合、いつの頃からか出かけるときの服装は汗ジミの目立たない白色か黒色の限定になってしまいました。それも、Tシャツなら黒(色落ちしていないもの限定)でもOKですが、ワイシャツ的なものになると黒色であっても汗ジミが外目に丸わかりなのでNGです。尚、黒Tは確かに汗ジミは目立ちませんが、長時間着用していると汗ジミの形に塩吹いちゃうことがあるので要注意です。
仕事用としては、これまではアンダーシャツもワイシャツに合わせて白い綿のTシャツを着ていました。アンダーが白でワイシャツも白なので、これならズバリ言って、汗をかいても汗ジミはあまり目立ちません。私はこれを「ベストな組み合わせ」として長年愛用してきましたが、この組み合わせの問題点といえば、脇汗をビッショリかいたまま放置しておくと「汗臭さ」の問題が発生してしまうので、1日に何回もアンダーを着替えなくてはならないということでした。要するに、着替え用の白いアンダーシャツを常に大量に持っていなくてはならないということです。毎日、通勤で使うリュックは着替え用のアンダーで常にパンパン状態だし、毎週末の洗濯も結構大変です。ベランダの物干しにずらりと並んだ白Tシャツ群はなかなか壮観な眺めでした。(これ本当に一週間の一人分!?…てな感じ)でも、かれこれずっとこのスタイルでやってきているので、この先もそれでもいいかなとも思う反面、もうちょっと何とかならないものかと考えてもいました。
【ナノ・ユニバースのアンチ・ソーキッド加工のTシャツ】
そんなある日のこと、いつものように何となくネットサーフィンしていると、汗ジミ対策用のTシャツなるものが出回っているではないですか。最初に気になったのは、ナノ・ユニバースというブランドから出ているアンチ・ソーキッドという汗ジミ防止加工の施されたTシャツです。見た目は普通の1枚もののTシャツと変わらないのですが、脇の下に特殊加工が施されていて、汗をかいても汗ジミがシャツの表面に出にくくなっているそうです。ナノ・ユニバースといえば名の知れたファッション・ブランドですし、楽天で1,500円くらいで売っていたので、とりあえず「グレー」と「テラコッタ(レンガ色)」を購入してみました。サイズ感はぴったりか、やや小さめな感じです。胸に小さなポケットがついていて、肌着としてだけでなく、これ一枚で外出できるような洒落た感じもしました。
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着てみた結果、なるほど、内側はビッショリ汗をかいても、外側はあまりしみだしてきません。なかなかの優れものです。しかし、汗ジミが全く出ないというシロモノではないようです。
下の写真は8月初旬の蒸し暑い朝に小一時間くらい散歩した後、撮ったものです。散歩しているときには汗で背中にTシャツがビチョビチョにはりつく感じがしましたし、ひっきりなしにツーっと汗のしずく背中を流れていくのを感じていました。で、家に帰ってきて、シャツをひっくり返して内側を見てみると…。背中はビッショリ汗をかいていますね。
脇の下もそこそこビチョってます(^^ゞ。
普通のTシャツで、裏側がこんな状態ならオモテ側も同じような感じになると思います。
ところが、アンチ・ソーキッドTのオモテ側を確認すると…。
うーむ、確かに汗ジミが抑えられている感じがします。確かに汗が表に若干滲出はしてはいますが、裏面ほどにはハッキリそれとわかる濃い汗ジミとなっていません。なかなかいいんじゃないでしょうかね。まあ今回のテストは1時間くらいの短い時間での検証でしたので、半日とか丸一日などの長い時間でどれくらいの効果があるかは、追跡調査が必要です。
蛇足ですが、このアイテムについては「自称」汗っかきのユーチューバーたちが実演して絶賛PRしている動画を何本も見ましたが、私の実感としては、汗ジミ防止効果は確かにあるものの、極めて高い効果があるわけではない、というものになります。(あくまで個人的感想。)
アンチ・ソーキッドTシャツのメリット・デメリット
- 大量に汗をかいても服の外側には汗がそれほどには滲出しない・汗ジミが目立たない(しかし、汗ジミそのものはできる。)
- デザイン性に優れ、これ一枚で外にも着ていける。(これはうれしいですね。)
- 特殊加工が施されている高機能Tシャツなので、やや高額(公式サイトでは1着、5,000円位。ただし、楽天市場などでは1,500円くらいで入手できる可能性あり。(グレー色とテラコッタ色のみで丸首のみ。ホワイトはありませんでした。最新のアイテムでなはないかもしれません。)
【クレールの脇汗パットつきシャツ】
次に目を付けたのは国産のクレールというメーカーから出ている脇汗パット付きTシャツです。クレール(CREAL)というのは、個人的にはこれまであまり聞いたことがない名前でしたが、女性用の下着などを多く手掛けている国産のメーカーのようです。国産メーカーであり、センシティブな肌着のプロフェッショナルというだけでも少し安心感がありますよね。ラインナップを見ると、「汗脇パット付きアンダーシャツ」といっても、襟の形や素材など多くのオプションが用意されています。国産(日本製)というところも大きなポイントですね。
楽天やアマゾンの購入者レビューを見ると、総じて良い評価となっており、これは試してみる価値がありそうです。値段は1枚2,000円~3,000円くらいなので、アンダーシャツとしてはかなり高価な部類に入るのではないでしょうか。その昔の若い頃、アーティストのTシャツを購入するかどうかをさんざん悩んだ後に、なけなしの金で購入したことを思い出しました。まあ、それはさておき、今回は、毎日仕事に来ていく実用のシャツであることを考えると、試し着の結果、「これは使える!」となったら、1枚だけ持っていればOKということにはならず、4~5枚は購入することとなると思うので、結局、1,5000円くらいの出費は覚悟しなくてはならないでしょう。
【サイズ感】
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さておき、あれこれ考えていても始まらないのでまずは購入してみることにしました。私は身長177cm、体重80kgで、やや筋肉質な体系です。通常、アンダーシャツに関してはLサイズかLL(またはXLサイズ)を着用しています。クレールの脇汗パット付きTシャツも、もちろんLサイズもLLサイズもあり、どちらにするか迷うところでしたが、結局、どちらも購入してみました。Lサイズはややピチピチな感じで、LLサイズは余裕をもって着られる感じです。私の場合、毎日仕事に着ていく白のワイシャツはすべて半袖で、しかも袖の部分を二重に袖捲りするスタイルなので、それだと、Lサイズがジャストフィットだということがわかりました。Lサイズなら、ワイシャツの袖を二重捲りしても、うまい具合に袖の下からアンダーがはみ出しません。LLサイズだと、ゆったり着れますが、ワイシャツを二重に袖まくりした場合は、袖の下からアンダーがはみ出してしまいます。ワイシャツの袖一重まくりの場合ならLLサイズでもOKです。LLは普段着でもっと大きめのシャツを着るときのアンダーにすることにしました。尚、LLサイズを着用し、脇汗パット・アンダーの袖をまくった状態でワイシャツを着て、ワイシャツを袖まくりすることも実験してみましたが、アンダーの袖をまくると、袖口までカバーしている脇汗パットが外側にむき出しになってしまい、シャツの寿命や外観、透け具合、汗取り効果を考える上ではあまりよろしくないような気がしました。特に、アンダーの袖捲りの部分がゴツゴツした感じになってしまい、外目がいまいちな感じになるので却下しました。
【カラー・生地の選択肢】
Manfred Antranias ZimmerによるPixabayからの画像
脇汗パット付きシャツのカラーは白、黒、ネイビー、グレー、ベージュなどから選択することが可能です。ただし今回は、毎日、仕事に着ていく白ワイシャツのアンダーとしての購入なので黒やネイビーはハナから除外です。黒や紺はまた別の機会にレビューしたいと思います。生地は、エアロタッシュ(東レ製特殊ポリエステル、防菌防臭加工)、マイクロキュービック(帝人製ポリエステル、マイクロファイバー、防菌防臭加工)、バイオガードプラス(クレールのオリジナル、制菌加工バイオガード、ナイロン)などから選べます。個人的な印象としては、マイクロキュービックは肌触りが滑らかで、エアロタッシュは速乾性がより強い感じがしました。バイオガードはまだ試していないんです(^^ゞ
【外着として着れるか?】
前出のアンチ・ソーキッドTシャツはナノ・ユニバースという有名なファッション・ブランドから出ているだけあって、デザイン性にも優れていました。つまり、アンチ・ソーキッドTシャツはそれ単体でも外に着ていけるという大きな利点があります。これに対して、クレールの脇汗パット付きシャツの場合はどうでしょうか?私の感想としては、肌着のプロフェッショナル・ブランドが出しているアイテムなので、どちらかというと肌着に特化しているかな、という印象があります。とはいえ、首回りの形状も選べるし、深Vでない浅いVネックやクルーネックなどで、色も黒やネイビーなどの濃い色にすれば一枚で外着として着用OKと思われます。私が購入した、白、ベージュ、グレーの深Vネックに関して言えば、どれも単体での外着としてはいまいちという感じがしました。深Vネックの形状が単体外着には向いていない、白、ベージュ、グレーなどの淡い色だとビーチクが透けるなどなど…(^^ゞ。もっとも今回、私はアンダー用に最適化されていると思われるアイテムしか購入しなかったのでその辺はまた次回以降に検証してきたいと思います。
【汗ジミ対策としての効果は!?】
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いやいや、ここが一番重要ですよね!毎日のサラリーマン・スタイル(ワイシャツ&スラックス)で汗ジミがいかに防げるかが今回の最重要テーマです。単体で外に着ていけるかどうかも重要ですが、それが今回のメイン・ポイントではないです。で、クレールの脇汗パット付きアンダーシャツをしばらく使ってみた結果、素晴らしい汗の吸収力があることが実感できました。ポンコツ・エアコンがあまり機能しなくて、夏は一日中、30度くらいある私の職場でもワイシャツが汗でビッチョビチョに濡れることは今のところありません。2時間おきくらいにトイレに行って、ワイシャツのわきの下の部分を手で触って確かめたところ、完全にサラサラというわけにはいかず、多少、湿っぽくはなっていますがビッチョリということにはなりませんでした。汗脇パットがかなり優秀で、多少ゴワつく感じはずっと残るのですが、脇の下がいつもサラサラな感じです。これまでは、脇の下がビッチョリになっている感じがすると、それが余計に多くの汗を呼ぶ悪循環を招いていましたが、クレールの脇汗パット付きアンダーにしてから、その悪循環から解放された感じがします。
【着用感(装着感?)】
クレールのアンダーシャツの脇汗パットは、少し厚めな特殊な生地が脇の下に縫い付けられているので、初めて着用したときには、すごくゴワゴワ感を感じるかもしれません。私は初めてこれを着用したときには、ゴワゴワ感=暑苦しさ感に感じられ、半信半疑になりましたが、いざ、着用して仕事に行ってみると、それは杞憂に終わりました。とはいえ、慣れてきてもゴワゴワした感じは残るので、気になる人は気になるかもしれません。ただし、脇の下のサラサラを1日中保ってくれるなら、私的には多少のゴワゴワ感は相殺して余りあるようなメリットであると感じました。
【アンダーをクレールにしてから…】
今までのところ、朝から夕方まで働いても、クレールのアンダー一枚で過ごせています。今までのように、一日何回も綿のアンダーシャツを取り換えるということがなくなりました!すなわち、これは、毎朝、何枚も着替えを持っていかねばならないことから解放され、毎日の通勤リュックはパンパンではなくなり、毎週の恒例であった何十着ものアンダーの洗濯からの解放を意味するのでした。これまでお世話になった大量の綿のアンダーシャツたちとは感謝をしつつ手放す時が来ているのを実感しています。
クレール脇汗パット付きTシャツのメリット・デメリット
- アンダーシャツにしては値段が高価
- 色、首周りのデザインによっては単体での外着としての着用は無理(アンダーとしては秀逸!)
- ゴワゴワ感がある(でも脇の下はいつもサラサラ)
- これ1枚で一日OK!(着替えがいらない)
- 汗取り効果がすごい!(これ重要!)
どうですか?
ちょっと値段は高いのが難ですが、最近の汗ジミ対策用のアンダーシャツはなかなかスゴイことがわかりました!
私と同様に、脇汗に悩まされてきた皆様には超オススメできるアイテムなんじゃないかな~と考えておりまする。
ただ、多汗症対策としては一定の効果が期待できると思いますが、腋臭症についての効果はわかりません。
脇汗を中心とした多汗症で困っている人なら、試してみる価値はあるのではないかと思っておりまする。
汗などに悩まされずに、素敵な夏を過ごしましょう!
それではまた!!